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裏庭の猫vol.2

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スリランカ・カレーはうまい

スリランカ旅行:2010年12月25日~1月2日

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スリランカといえば、
テレビで在日スリランカ人たちが被災地でカレーをふるまっているのを見た。

仏教徒の多いスリランカだが、彼らはモスリム。
「津波のとき、日本は支援に来てくれた」
その恩返し的なことを言ってたと思う。


日本ではタイのプーケットばかりが大きく取り上げられていたような印象があるが、スマトラ大地震ではスリランカの北部・東部も津波による被害を受けた。

このエリアはタミル人の多いイスラム地域で、長らく反政府武装勢力(LTTE)と政府軍との内戦が続いていたところでもある。

一旦は終結したかのようでまた戦闘がぶり返し、そして津波による被害…という状況でようやく2009年に内戦が終結し、閉ざされていたエリアに外国人が入れるようになった。
なので、今回のスリランカ旅行では北東部トリンコマリーという町を訪れた。

イスラム地域への興味と、海がきれいな場所に行ってみたいという理由で。

ただし海に関しては、北東部はちょうどモンスーンの時期に入りかけで滞在中はずっと大雨だった。(年末あたりは南西部の海岸がシーズン)
海は荒れて濁り、波も高くてとても海に入れるような状況ではなかった。

モンスーン手前で間に合うかと思ったのに、運が悪かったな…。

なんて思ったのだが、帰国後しばらくして、ネットの国際ニュースを見ていて呆然とした。

私が帰国して1週間後あたりから、モンスーンによる大雨がさらにひどくなり、洪水で多くの人が避難民になり、40人以上の人が亡くなったという内容だった。

その前に帰国できた私はむしろ運がよかったと思うべきなのだろう。

スリランカはおおむね親日的で、トリンコマリーはまだまだ外国人ツーリストが少なく(歩いていて誰にも会わない)、日本人だというと大歓迎してくれる人もいた。あの人たちが無事だったことを祈る。


カレーをふるまっていた彼らはおそらくそんな北部・東部の出身。

旅行中にスリランカ・カレーのおいしさに感激したものだが、あのカレーは特においしかったのだろうな。
老人や子供には辛くてスパイシーかもしれないが。
by uraniwaneko2 | 2011-03-25 09:22 | 2010年末スリランカ